社員十数名のベンチャー企業に未経験エンジニアとして転職してから3週間くらい経ったので、まとめを書く

2019.08.31

社員 10 名程度のベンチャー企業に未経験からエンジニアとして転職してから約3週間程度が経過した。僕がどんな感じで仕事をしているかを簡単にまとめつつ、スタートアップのメリット・デメリットの話も書こうと思う。

朝起きてから帰宅するまで

朝 9 時に起きて 11 時までに出社する

朝が弱い僕としてはありがたいことに出社時間は、11 時までであれば遅刻にもカウントされない。もし遅れる場合は、Slack で連絡するという感じで、かなりゆるいスタイルだ。なので、僕は朝は 9 時ごろまでだらだら寝ている。

こういった「ワークスタイルのゆるさ」みたいなものは、割とベンチャー企業に共通する良さかもしれない。

Slack をチェックして業務を開始する

会社のコミュニケーションツールとしては Slack が導入されている。 僕は朝起きてから、会社に行くまでに Slack をチェックして、自分あてにタスクが飛んできていないかをチェックしたりしている。 詳細は公開できないけれど、僕は現状以下のタスクに取り組んでいる。

  • 開発タスク:主に新規機能の開発をしている
  • 広告運用タスク:各種広告に効果測定(あまり手がついていない)

19〜21 時頃まで働いて帰宅

遅い時だと 21 時くらいで基本的には 19 時過ぎくらいまで働いて、帰宅する。正直集中してコードを書ける時間は、最初の数時間程度なので、長時間働いても意味がない。翌日のタスクを細分化して、整理してカレンダーに記載したりしている。

スタートアップは最高に楽しい。

大企業からスタートアップに転職した身としては、スタートアップは最高に楽しい。

  • 入社翌週からデカめの新規機能開発をマルッと任せてもらえる
  • 前述の通り、比較的自由に働ける
  • ボトムアップで社長や先輩に提案もしやすい

特に1つめ。「社内 CMS を作って2週間くらいで作ってリリース」みたいな、訳の分からないタスクは、まず大企業ではできないことだろう。僕がマルッと作った機能が来週か再来週くらいにはリリースできそうで、ワクワクしている。

とはいえ、それを期日中にできるかできないかが会社の売り上げに直結している訳なので、プレッシャーも相当大きいので、どう捉えるかに個人差はあると思う。

スタートアップのデメリット

スタートアップは最高に楽しいけれど、もちろんデメリットもある。主に以下の 2 点。

1. 知見が広がらず、開発力の伸びが鈍化する可能性が高い

アーリーステージのスタートアップだと、開発フローがしっかり整っていない可能性が高い。

僕の会社では本当にありがたいことにコードレビューはしてもらえているが、会社さんによってはレビューするリソースも足りていないということもある。(実際転職活動中、そういった会社さんの話を聞いたことがある)

そういった環境だと、研修制度がしっかりと整った会社よりは、開発言語やコンピューターサイエンスに関する知見が広がらないという状況になり、結果としてエンジニアとしての成長自体が鈍化する可能性がすごく高い。

個人的には少なくともコードレビューは実施できる程度のリソースがある企業さんを選定するのが無難だと思っている。

2. 仕組みが整っていないので、無駄な工数も多い

仕組みがきちんと整っていなかったり、議事録がちゃんと取られていなかったりするので、開発側と運営側の認識の齟齬が発生して、度々ミーティングが行われたりする。

もしくは、複数いる意思決定者の意見が違っていて、修正に修正を重ねるみたいな無駄な工数も発生していた。

3. やっぱり給与は少ない。

このツイートの通りで、前年の給与額で計算された税金支払いが結構きつい...。転職を考えている方は、年収が下がることを覚悟して、お金周りの対策はちゃんと準備しておくのがいいと思う。

スタートアップを選ぶとき、どこを見たらいいか?

スタートアップに正社員エンジニアとして入社し中で働いてみた上で、ギャップを最小化したいなら以下はしっかり確認した方がいいと思う。

1. ちゃんとコードを書かせてもらえるか
2. コードレビューをしてもらう先輩が、人柄的に大丈夫か

特に2つめがすごく大事で、特に未経験から転職すると、分からないことだらけなので、ちゃんと相談・質問できるかどうかはものすごく重要。 僕はありがたいことに尊敬できる先輩に恵まれたが、これから転職する人は、転職先で先輩になる人とのコミュニケーションにストレスを感じないかをしっかり確認した方がいいかもしれない。